標記の配属実習における実習園からの評価として「発達の理解が弱い」「消極的である」というものが目立っていた。そこで、配属実習時に子どもの発達を意識しやすくするために、保育所における子どもの様子と発達を関係づけて記している文献を読み、年齢ごとの発達を整理して記述する「発達ノート」を作成させることを課した。配属実習中にこのノートを参照することにより、眼前の子どもの行動について発達的視点を持って理解して対応し、日誌に記録することが容易に成るものを作成させた。
また、「子どもと何をして遊んでいいのか分からない」と行った学生が消極的であるという評価を受けがちであることから、子どもとの個別的な遊びについてのレパートリーを広げるために、様々な書籍から既存の遊びについてカードに記す「子どもの活動カード」を作成させた。配属実習中は、図書館や書店に出向く余裕がないため、事前に調べ整理することにより、すぐに参考にできるものを作成させた。
(現在に至る)