東京近郊のシニア層(58~70歳)に対して実施した質問票調査の報告。「幸福な老い」の指標として用いたモラールスケールに対して、メディアの効用認識は総じてネガティブな関連性を有していた。リタイア後のモラールについてもメディア効用がポジティブな影響を及ぼすこともなかった。これまで高齢者に対してメディアがポジティブな貢献を果たすとされてきた通説を否定する結果となった。