ポスター発表/携帯電話利用に対する俗説の妥当性を、心理尺度を用いた高校生調査で検証したもの。調査では、非利用者を「将来的な利用者(利用希望者)」「拒否者」に分けることでパネル調査と同様の比較が可能となり、「利用者」と合わせた三集団での心理傾向比較を行うことができた。「利用者」「将来的な利用者」には低い孤独感、高い対人志向性などの類似性が見られ、両者と「拒否者」には有意な差が存在したことから、携帯電話の採用には「今の人間関係を維持したい」という志向性が関わっていることが確認された。