所有率が100%近い若者層においても所有を拒む者がごく稀に存在する。本報告では「遅滞者(laggards)」が携帯電話社会の中でどのような視点を有しているのかを紹介した。インタビューからは「自身の情報環境への満足感」「圧力の不在」など5つのカテゴリーを抽出することができた。(論文集『シンポジウム ケータイ・カーナビの利用性と人間工学』5-10.)