メディア利用行動研究における質問紙調査の限界性(質問紙の恣意性、目的志向性という前提への懐疑、習慣的利用の存在、回答者の認知的転化作用など)を指摘して、「携帯電話を2週間使わない」という9名の被験者の協力を得た剥奪実験調査を行い、異なった代替行動や社会的影響として現出したパターンをもとに「携帯電話利用のタイポロジー」を作成した。