先行研究により、戦後の幼児教育改革期において、功刀嘉子が一定の役割を担っていたことが少しずつ明らかにされていることから、功刀の保育論を検討する必要があると思われる。本発表では、彼女の保育についての考え方を窺うことのできる著書『保育教材 幼児の遊びと指導』全体の検討をとおして、功刀の保育論を明らかにすることを試みた。