本プロジェクトは、日本における一般企業の人材のグローバル化について、一つは他の先進国と比較すると女性の管理職への登用が遅れている現状があるなか、1970年代からキャリアを積み重ねて日本のみならず各国で活躍してきた日本人女性管理職者のキャリア形成のプロセスとコミュニケーション・スタイルについて、TEA(Trajectory Equifinality Approach:複線経路等至性アプローチ)の手法で分析した。もう一つは企業のグローバル化と留学生の増加に伴って、留学生の日本での就職率が徐々に増加する現状を踏まえ、就職後の留学生の経験に注目してインタビュー調査の結果を報告した。