本発表は、発表者等研究者が石巻市教育委員会と同市小中学校の教員との協働により開発・実践を進める災害復興・防災教育プログラム「復興・防災マップづくり」プログラムの実践支援からの報告である。地形図、地形分類図を活用し、事前学習、まち歩き、マップづくりを通じて、自分たちの暮らす学校区の地形や土地利用や過去の災害について学び、起こりうる災害やその対策について理解することを目指している。発表では、プログラムの開発経緯とともに、2015年度からの実践を踏まえた課題として、地理学習との連携および発達段階に応じた地図学習体系化の必要性について指摘した。