こども音楽療育士の資格を取得し、保育の現場で勤務する卒業生に対して、学習の成果がどのように現場での職務に役立っているか調査を行った。在学時に作成したプログラムは、通常の保育にも活かせる部分があり、音楽活動の経験が増えたことが卒業後の自信に繋がっていた。また、同僚や職場の先輩から、この資格について尋ねられることもあり、資格の周知に貢献していることもわかった。その一方で、ピアノの技術の伸び悩みもあり、この資格を所持していることから、周りに期待されることもあるため、戸惑いを感じている卒業生もいた。