1歳児クラスにおける参与観察から、子どもたちがどのように他者を意識し、他者に合わせようとする動きを取るのかということについて検討した。保育者の介入状況によって、協調する相手と意識の先が異なることもあった。さらに、好意的な相手に対し、言動で模倣を繰り返す姿も認められたが、協調というよりも単純な模倣に留まっていたと言える。本研究における協調の定義として①直視すること②タイミングを合わせること③情報を共有することが再定義化された。