本研究は、保育園に通う2歳児が「交代」が生じる遊びを提案されたときに取る行動について、ビデオの様子から分析し、自然発生的な順序を獲得した上で「交代」が成立していくことが明らかになった。また、1人の手順については、遊びの初期と終盤ではその過程が異なり、初期はサイコロを投げ、くだものを得るところまでが1つの手順であったのに対し、終盤では得るくだものが無い場合に限り、サイコロを何度投げても異議が生じない結果となった。