通訳:スティーヴン・ケプネス来日記念ワークショップ「ポストモダンの聖書解釈学」
本講演では、聖書研究/聖書解釈の方法がケプネスによって論ぜられた。理性や論理学に基づいた古典的な西洋哲学から、意味や真理を源とする言語・メタファー・テクストに焦点を当てるポストモダン哲学への動きや、歴史的方法論だけに信頼を置くのではなく、古典テクストの意味を現代の読者へと橋渡しする戦略を提供するようなテクスト解釈理論を発展させるものとして20世紀初頭にドイツのユダヤ系哲学者ブーバーとローゼンツヴァイクが紹介された。