NZの乳幼児保育・教育のナショナルカリキュラムであるテ・ファーリキを構築してきた著者マーガレット・カーとウェンディー・リーの共著(Learning Stories- Constructing Learner Identities in Early Education, 2012)を訳出した。「学びの物語」によるアセスメントはその開発から10年の間に、「大人が議論するための素材」から、「子ども自身が主人公となって語り合う拠り所」になり、「大人と子ども共同で学びを語り合い、つくりだすこ」とへ発展してきた。その過程が事例を通して理論化されている。