心理療法におけるホームワークの活用について、先行研究のレビューを発表した。加えて、今後の課題として、次の3点を挙げた。第一に、ホームワーク推奨に関する、クライエントと臨床家の相互作用を扱ったプロセス研究である。第二に、熟練の臨床家を対象とした面接間の活用に関わるインタビュー調査である。第三に、日本国内におけるホームワーク活用の実態調査である。