本発表は、復職支援において生活記録表を用いる効用について,復職段階毎に考察することを目的とした。回復期における生活記録表は、動きすぎをチェックする役割を果たした。続く復職準備期においては、活動量を増加させることに役割が転じた。最後の復職交渉期には、復職可否を判断するための具体的材料として用いることができた。支援者には、段階に応じた助言を行うことが求められることが示唆された。