ここ数年、保育子ども基礎演習にて授業内容の開発を行い、定着したプログラムである。学科の特性により、保育士、幼稚園教諭の資格取得を目指すものの、子どもとの関わりや自己の意見の発信に不安を覚える学生が多いことに着目し、2年次の主に前期のゼミで行う。内容としては、相互インタビューと他己紹介、自己の多面的理解、非言語による言葉の伝達、自分の好きな本の紹介、テーマを決めたグループディスカッションなど、学生全員による参画型授業である。グループによる相互作用も用いながら、自ら発信することの意義や方法を学び、そのことによってもたらされる自己・他者理解、グループ活性化による学びの深まりや喜びを味わい、2年次後期の個別研究発表、さらには3年次以降の専門演習につながる研究姿勢を養うことをも目的としている。(現在に至る)