対象世界の事態把握について、日英母語話者それぞれのプロファイル化を「否定」vs「肯定」という枠組みから捉えてみた。例えば「関係者以外立ち入り禁止」が英語ではStaff Onlyとなり「関係者のみ入ってよい」と肯定的な見立てをする一方、日本語話者は「関係者以外は入ってはいけない」と否定的に捉える。このような文化社会価値体系の影響を受けた事態把握の違いをいかに効果的に指導すればいいのか、またその教育的意義について考察した。