演習では、教材や資料を事前に読み込んで準備してくることは前提であるが、学生の中にはそうした姿勢に欠ける者や、また準備が必ずしも十分でない者もいる。演習時に音読を順次させることによって、そのような状態を防ぐことや他者との比較からができ、また学生各自の漢字能力等を認識、自覚することができる。他者との比較も可能になるため、学生は自身の漢字能力について、さらなる学習の必要性を認識する機会となっている。