『共感』を理論・実習の両方から学ぶ授業を行った。
1.理論編:臨床心理学的カウンセリングの理論、脳科学(社会認知神経科学)理論等を学生の発表を中心に学習できるようにした。
2.実習編:前期(I)では、カウンセリングのロール・プレイを行うと共に、各自が美術館に行って美術作品を鑑賞して作者や作品中の人物の身になることを試みた結果をゼミ内で発表し、レポートを提出した。後期(II)では、各自が好きな映画の一場面を選び、どう共感したかを発表し、さらには小説の一場面を選び、どのように共感したかを発表した。後期のまとめのレポートでは、理論と実習の両方の成果について統合的に書く課題を期末レポートとして課した。
3.学生たちの発表やレポートから、学生たちが、共感には言葉のみならず細かい表情や動作、アニメでの背景効果、雰囲気、など多くのことが関係し、共感とは奥深いものであることを学んだことが伺われた。