クライエント役とセラピストのペアにおいて、実験室内での箱庭療法セッション中の両者の脳を計測した。前頭前野、上側頭部を計測したところ、両側の前頭極および右側下前頭回において、両者の間の酸素化ヘモグロビン値の間に同期が認められた。特に下前頭回は、ミラーニューロンシステムの一部と考えられていることから、セラピストがクライエントの動きを熱心に追視していたために同期が生じたと考えられた。