近赤外分光法(NIRS)を用いて箱庭療法における脳活動を研究するうちに、クライエント、セラピストの脳活動の特異性がわかった。同時に、両者ともが箱庭を媒介として、独自の創造活動を行っていることが示唆された。エリック・カンデルの著書The Age of Insightなどを引用しながら、箱庭療法と創造性の関係について論じる。