大学院博士課程3回生の学生が担当した事例研究論文に対する誌上コメントである。母子並行面接の母親面接でありながら、母親自身の問題も語られる心理療法の難しさを考察しておられる論文に対して、母と子どものつながりを象徴的に示すような2つの物を取り上げて、事例理解の視点を提示した。