大学院相談室におけるケースをまとめた博士前期課程学生の事例研究論文に対するコメント。丁寧に面接し、考察しているセラピストに対して効果的であった点をコメントした。それはクライエントが夢を語りながら再体験し、聞き手であるセラピストも追体験することにより、夢を二人が共有していたことであった。夢を語ることは改めて解釈をしなくとも、深いレベルでの気づきにつながることを考察した。