産業現場における心理士の実践事例を紹介して理論の学びに生かすための教材作成.医学との視点の違い,支援技法や実践,立場の違いが理解できるように提示し,「心理士」としてのアイデンティティを育てる.特に「生活の場」における心理的視点の重要性から,「場づくり」「場における連携」の重要性を解説する.ともすれば,閉じこもりがちな心理士であるが,他職種との連携とは具体的にどのようなことであるのか,現場を広くとらえて動けることを目標としている.企業で勤務する心理士に出講依頼し,交流を図っている.
個人の問題を生み出す背景としての社会問題を理解し,社会構造や時代背景への意識が不可欠であるため,ニュースや新聞,TV番組,DVDを映像資料として授業に活用.(現在に至る)