身体表現である「手合わせ表現」を用いたワークショップ参加者にインタビューを行い,語られた言葉をもとに質的分析(M-GTA法)を行い,内的体験過程を探り,主観的体験のプロセスとその変容モデルを生成した.前川はインタビューと分析を担当した.特に本研究では,参加者の内的体験を「自己と他者の関係の変容」,「自己についての感じ方の変容(自己感の変容)」の視点から考察したことがオリジナルであり,「身体」「心」「心理療法」を包括するようなカテゴリー図式が可視化された.研究発表抄録集p.15.