古川氏の研究発表「夢の外側の形成―『周りの目が気になる』女性との心理療法―」に対して指定討論者としてコメントした。知的にやや低く、客観性が弱い語りの一人の女性が、夢を記録して持参し、セラピストに話す、という一連の行為を続けることによって,語りが明確になっていった過程を、夢の内容と構造の両面から考察した。