イメージによる心理療法が大学院などで学ぶことが難しい昨今になり、箱庭療法を実施、あるいは経験したことのない教員が箱庭療法を学生に実施したりすることが散見されるようになった。そのため学生時代からイメージによる心理療法になじむことができなかった心理士が現場に出て、夢や箱庭の理解、プレイセラピーを担当するにあたって重要な訓練を経ておらず困惑する若手も多い。そこで、本シンポジウムでは一貫して学会中にそのようなケースや担当セラピストに触れることでイメージによる心理療法の理解を促すことを目的として開催している。