親にとって子どもを亡くすことは言葉に尽くせぬ苦しみである。事故や病気、自死、さらには、生まれる前に亡くなってしまうこともある。中でも生殖補助医療の普及は、子どもを持つ可能性を広げるとともに新たな苦しみを生み出してもいると言える。そのような苦しみへの心理療法は、深く傷を受けたこころとの対話である。 本分科会では、お子さんを亡くされた事例の報告から、夢やイメージに注目して、「身体」や「いのち」、そして「子ども」のイメージについて検討し、深めてみたい。」