心理療法の経過で、イメージが大きく転換するときがあります。例えば、箱庭表現において、これまでと違うミニチュアが置かれ表現内容が変わったり、ひとまとまりの形やきれいに並べられたりなど、構造の変化が起こったりするときなどが挙げられます。また、描画において色や形が変化したり、夢で夢見手の行動が変化する等です。表現の変化は心理的変容とどのように関わっているのでしょうか。イメージの転換と心理的変容との関係について考えてみたいと思います。