東京都青少年・治安対策本部により、ひきこもり支援の実態把握を目的として、東京都臨床心理士会に所属する臨床心理士に対し、質問紙調査が実施された。臨床心理士の回答から、ひきこもりのきっかけとして、不登校、職場不適応、人間関係の不信が多く挙げられた。特に職場不適応をきっかけにひきこもりに至った事例は、高年齢層が多いことが明らかになった。また、臨床心理士がクライエントの在学中から継続的に担当していることがうかがえた。
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担当部分:第Ⅱ章1.A調査(臨床心理士調査)調査結果
片岡玲子、吉川武彦、小林正幸、古賀正義、高塚雄介、松井豊、渡部麻美、福田達矢