東京都青少年・治安対策本部により、ひきこもりの若者の実態把握を目的として、層化二段階無作為抽出法により抽出された若年者と相談機関を訪れた利用者に対し、調査が実施された。ひきこもり群は男性が多く、職場不適応をきっかけにひきこもりに至るケースが多かった。また、実際にはひきこもっていないものの、ひきこもりに親和的な態度を有し、心理的にはひきこもり群に近い特性を示す親和群が存在していた。
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担当部分:第Ⅱ章2(2)ひきこもりの状態にある若年者と若年者一般との意識傾向の比較
高塚雄介、吉川武彦、古賀正義、小林正幸、才村純、福田達矢、松井豊、渡部麻美