大学生で実施した情動制御トレーニングと他者配慮トレーニングのプログラムを、高校生向けに改変した。改変した2種類のトレーニングを高校生に対して実施したところ、情動制御トレーニングでは事後に対人不安の低下がみられた。一方、他者配慮トレーニングでは事後に精神的不健康が低下することが示された。認知・情動に関する内容についてトレーニングを行うことで、トレーニングの効率化が見込まれることが示唆された。 論文集掲載ページp.38