主張性の4要件(素直な表現・情動制御・他者配慮・主体性)と攻撃性との関連について検討した。大学生を対象とした質問紙調査を行った。攻撃性を基準変数とした数量化Ⅰ類の結果から、4要件のうち素直な表現や情動制御は言語的攻撃を高める傾向が明らかになった。主体性は、短気や身体的攻撃を抑制する傾向があったが、主体性が極端に高い場合、敵意や言語的攻撃が高まることも示され、主体性の高さに適正水準が存在することが示唆された。
論文集掲載ページp.26
共同研究のため本人担当部分抽出不可(筆頭発表)
渡部麻美、松井豊