主張性の4要件(素直な表現・情動制御・他者配慮・主体性)が高校生の友人関係における問題に与える影響について検討した。高校生に質問紙調査を実施した。重回帰分析の繰り返しによるパス解析の結果から、主張性の4要件のうち、情動制御が友人関係における感情制御不足を抑制することが示された。一方、素直な表現は友人関係における配慮不足を促進し、他者配慮は評価懸念と対立回避を促進することが示された。 論文集掲載ページp.169