教師の視点から見た高校生の友人関係における問題について検討した。高等学校の教師を対象に質問紙調査を実施した。高校生の友人関係における問題と対人関係全体の問題傾向について尋ねたところ、教師は特に「感情制御の不足」と「表面的交流と関係回避の二極化傾向」が高校生の顕著な問題であると捉えていた。これらの問題の背景には、対人スキルの不足や感情コントロールの不得意さがあると考えられた。 論文集掲載ページp.30