認知的側面、情動的側面、行動的側面を取り入れた場合の主張性の構造を検討した。大学生に質問紙調査を実施した。主張的な反応が求められる6つの場面を設定し、場面ごとに認知、情動、行動について尋ねる項目を作成した。因子分析を行った結果、それぞれの場面で異なる因子構造が得られたが、いずれの場面も自分の意思や欲求、感情に関連する因子と外界への客観的な配慮や判断に関連する因子によって構成されていた。 論文集掲載ページp.234