現代の勤労者が“コミュニケーション力”という概念や“コミュニケーション力”が流布する風潮についてどのような態度を抱いているかを明らかにするために、首都圏に在住する勤労者を対象にweb調査を実施した。“コミュニケーション力”の自己評価によって回答者を高群、中群、低群に分類したところ、10 代・20 代では低群が多く、60 代では中群・高群が多いことが明らかとなった。自己評価高群は“コミュニケーション力”を有用なものであると考え、否定的な態度を持ちにくいことが示された。 論文集掲載ページp.145