現代青年の生活スタイルや自己、友人関係の実態を解明する一連の研究の一環として、大学生のインターネット利用と自己の状態との関連を検討した。インターネット利用における没入的関与、依存的関与、非日常的関与を基準変数とする重回帰分析の結果、男性において自尊感情の高さがインターネットへの没入的関与や依存的関与を抑制し、仮想的有能感が非日常的関与を促進することが示された。仮想的有能感の影響について、さらに男性のサンプル数を増やした検討が必要であることが示唆された。
論文集掲載ページp.158
共同研究のため本人担当部分抽出不可(筆頭発表)
渡部麻美・市村(阿部)美帆・丹野宏昭