儀礼的感謝行動を実行する頻度および割合と対人関係の良好さの認知との関連について、ソーシャルスキルの高さを考慮した検討を行った。女子大学生に対して質問紙調査を実施した結果、感謝行動全体に占める儀礼的感謝行動の割合は平均で43.79%だった。対人関係認知を基準変数とする階層的重回帰分析を行ったところ、ソーシャルスキルの高い回答者では、儀礼的感謝行動の実行割合が高いほど対人関係認知の受動的側面が低い傾向がみられた。
論文集掲載ページp.95
渡部麻美・相川充による共同発表。調査の実施とデータ分析を担当。