男女の社会人を対象に儀礼的感謝行動と対人関係の良好さの認知との関連を検討した。調査会社のモニターである20〜65歳の就業者にweb調査を実施した。男女それぞれで孤独感を基準変数とする階層的重回帰分析を実施した。男性のスキル低群では儀礼的感謝行動の実行程度の効果はみられなかったが、男性のスキル高群では儀礼的感謝行動の実行程度が高いほど孤独感が高かった。女性では、スキル低群でもスキル高群でも儀礼的感謝行動の実行程度が高いほど孤独感が高かった。 p.62