ソーシャルスキル生起過程モデル(相川,2009)に基づく主張性トレーニングのプログラムを用いて、女子大学生を対象にトレーニングを実施した。トレーニングの実施前・実施後に調査を実施して、主張性の認知的側面に変化が生じるかを検討した。トレーニング実施群は女子大学生23名(分析対象17名)であり、対照群は実施群と同学科の大学生15名であった。調査項目はアサーティブ・マインド・スケール(伊藤,1998)であった。トレーニングの前後で、実地調査ではアサーティブ・マインド・スケールの「率直さへの確信」が向上する傾向がみられた。
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