本PBLは横浜市より与えられた課題に取り組むプロジェクトである。その課題とは、十日市場の再開発に向けて、十日市場駅を利用する学生がただ通過するのではなく、そこで憩い、地元住民とも触れ合うような場の創発である。十日市場が抱える問題は、せっかく本学の学生が駅を利用しているにもかかわらず、ただ通過しているに留まっている現状である。授業では、まず課題分析から始め、アンケートやフィールドワークの過程でミッションを「自分ゴト」化してしていく。受講者自身が英和生(もしくは周辺大学を含む)に対するアンケートを作成し、実際に自分たちでアンケートを実施し、その結果から学生の意識を分析。地元横浜市のために私たちは何ができるかを考えるとともに、本課題に取り組むことで英和生の学生生活の改善にも繋がるようなアクションを自分たちで考案する。そのために「現地現認」、自分の足で情報を収集するためのフィールドワークも実施。十日市場を実際に自分の目で観察し、聞き込み調査なども試み、自力で集めた情報から十日市場像を再構築していく。そして自分たちで考えた課題解決のアイデアを横浜市だけでなく、どのような方法で世の中に発信するのがよいか、その手法についても受講者ができる範囲内で検討する。最終的には本PBLの成果をかえで祭で発表し、地元住民の方々にもご覧頂けるように広報する予定。