河野ゼミの2、3年生が、外務省本省を訪問し、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)について学んだ。SDGsについての講師は石塚恵国際協力局地球規模課題総括課首席事務官で、訪問のアレンジと外務省全体のブリーフは上村修司大臣官房国内広報室課長補佐に担当していただいた。2015年9月に国際連合サミットで採択されたSDGsの日本での理解を促進するための日本政府の努力と同時に、日本企業、市民社会やNGO、有識者など、関係者全てが目標達成に努力する様子を説明していただいた。学生達からは、多くの関係者が目標達成に参加するメリットは何か、目標達成に消極的な国々に対する働きかけとして何ができるか、目標達成のためのインセンティヴは何があるか、途上国のSDGs達成努力と日本のその努力を繋げる方法はあるか、などの質問が出て、2030年までに多くの開発目標を設定したSDGsが、日常生活に深く関係するものであると理解が深まった訪問となった。