イタリア、ボローニャ市のアンテロス美術館における「触る絵」を通した教育実践に基づき、人間の「知」の枠組みを言語だけでなく、身体感覚や五感を通して形成されるものとして捉え直す必要性を論じた。特に、ただ体験することと、体験の対象について動きや意味を読み取り創造へとつなげていく経験との違いの重要性を示唆した。