第59回日本口承文芸学会例会内において開催された「シンポジウム『世間』という問いから」の中で、招待講演を行った。民俗学の領域に古くから存在している「世間」という概念を、社会学の領域ではどのように扱うことが可能であるのか、その類似概念は何かについて論じた後に、実証研究の知見を用いて現代日本における「社会」「世間」の変容に関して、社会学の立場からの考察を行った。