味の素広報部から無償貸与されたAjinomoto Monitoring Consumer調査の1988~2012年の個票データを用いて、子どものいる家族の食行動とコミュニケーション行動がどのような関連を持っているかを統計的に検証した。家族全員での夕食の共食頻度、夕食時の会話頻度、食事の盛り付け方(個別盛り付けか大皿からの取り分けか)、料理の楽しさ、それぞれについてカイ2乗検定を行った結果、食行動は家族の関係性よりもむしろ夫婦の働き方や多忙さと強く関連することが明らかになった。