2008年11月8・9日、「20世紀中国的戦争與革命」国際学術討論会が中国・上海で開催された。多くの中国側の参加者が日本による中国侵略には計画性があったものと考えていたが、本報告において、先ず、日本の政治指導層内部に意思の不統一性があったこと、次に、陸軍においても戦争の位置づけに不明確さがあったこと、最後に、中国軍の力量や中国民衆の抗戦意識に対する日本側の評価に甘さがあったこと等を実例を挙げて指摘した。